鈴鹿市では、南海トラフ地震を想定し、防災関係機関と市民、関係企業・団体が一体となった実践的な訓練を行い、相互の連携協力体制や災害応急活動の強化を図ることを目的に「令和7年度鈴鹿市白子地区地震防災訓練」を実施しました。一般の方を対象とした鈴鹿市武道館・江島総合運動公園での避難所の運営訓練やトリアージの体験型訓練、鈴鹿市保健センターでの鈴鹿市医療本部の活動訓練などが実施されました。
鈴鹿亀山薬剤師会は、薬剤師会災害対策本部として活動訓練に参加しましたのでその概要をお知らせします。
1.令和7年度鈴鹿市白子地区地震防災訓練における訓練計画-鈴鹿亀山薬剤師会-
Ⅰ 実施機関:鈴鹿亀山薬剤師会
Ⅱ 実施日時:令和7年9月23日(火・祝) 8:00~13:00
Ⅲ 訓練想定:南海トラフを震源とする大規模地震が発生し、津波警報が発表された状況を想定。
Ⅳ 実施場所
1.鈴鹿亀山薬剤師会災害対策本部(事務局:鈴鹿市安塚町638-21)
2.鈴鹿市医療本部(鈴鹿市保健センター:鈴鹿市西条5丁目118−1)
3.救護所(鈴鹿市武道館:鈴鹿市江島台2丁目6-1、江島総合運動公園:鈴鹿市江島台2丁目13)※鈴鹿亀山薬剤師会は不参加
4.仮説調剤所設営訓練(鈴鹿センター薬局:鈴鹿市安塚町638-21)※鈴鹿亀山薬剤師会独自訓練
Ⅴ 活動内容
1.薬剤師会災害対策本部
(1) 設置
訓練参加者は、発災後速やかに鈴鹿亀山薬剤師会災害対策本部(以下、「会災害対策本部」)を鈴鹿亀山薬剤師会2F会議室に立ち上げる。
(2) 活動
ア 会災害対策本部は、(鈴鹿市からの要請を受け)鈴鹿市医療本部(以下、「医療本部」)に連絡調整担当として担当者2~3名を派遣する。
イ 会災害対策本部は、医療本部から受けた要請の記録と医薬品・医療材料を確保し、医療本部に供給する。なお、確保できない医薬品・医療材料があるときは医療本部にその旨を連絡する。
ウ 納品書・受領書を作成する。
エ 依頼物品を鈴鹿市医療本部に配達し、鈴鹿市担当者に受領(サイン)を貰う。
※依頼のうち時間に余裕のある1回の依頼は自転車を利用して連絡を行う。
オ 訓練終了時まで、医療本部との連絡調整を図る。
2.医療本部の薬剤師
(1) 設置
訓練参加者は、医療本部(保健センターロビー)に到着後、薬剤師本部を立ち上げる。
(2) 活動
ア 鈴鹿市・医師会との連絡調整
イ 救護所からの医薬品等の供給要請の記録および薬剤師会本部への伝達
ウ 医療本部での活動内容を把握し、鈴鹿市・他団体の活動状況を把握する。
3.仮説調剤所設営訓練(独自訓練)
(1)趣旨
災害時、救護所において近隣薬局の処方箋受け入れが困難、移動仮設調剤所が確保出来ない場合、仮設調剤所が開設される。仮設調剤所という限られた物品、情報の中で起こりうる問題に対し、経験を積む。
(2)活動
仮設調剤所の開設訓練は3名1組、1~3組で実施する。
4.必要物品
(1) 鈴鹿亀山薬剤師会事務局
ア メモ用紙と筆記用具
イ 防災ビブス
(2) 会災害対策本部
ア パソコンとプリンター
イ 医薬品依頼内容記入用紙、納品書、受領書
ウ 救護所搬送用医薬品、医療材料(ダミー)、配達用の空箱
(3) 医療本部
ア メモ用紙と筆記用具
イ 医薬品・医療用品の依頼内容記録用紙
ウ 薬剤師会スマートフォン
エ 薬剤師会パソコン
Ⅵ 連絡方法
携帯電話及びインターネット(ホームページ、SNS等)
2.鈴鹿亀山薬剤師会の活動概要
1. 鈴鹿亀山薬剤師会災害対策本部(薬剤師会事務局)



2. 鈴鹿市医療本部(鈴鹿市保健センター)


3.避難所運営訓練(鈴鹿市稲生小学校)



